親切の押し売り
- コクーンブログ
- 2016年8月1日
- 読了時間: 2分
以前、休みの日に駅に向かって歩いていると、
「ちょっと男の人、手を貸して!」
慌てている様子の、50代くらいの女性2人に呼び止められました。
そばに寄ってみると、すぐ後ろで、おじいさんが自転車で
転んでいるのが見えました。
「起こすのを手伝って!」
言われるがままに、おじいさんを抱き起そうとすると
お酒の匂いがしたのです。
どうやら酔っぱらって運転をして、バランスを崩して転んで
しまったのが分かりました。
意識もしっかりしていて、「大丈夫、大丈夫」と
はっきりと意思表示が出来るのが分かりました。
ちょっと休めば大丈夫だなと感じたのですが、
横から女性2人が
「大丈夫?大丈夫?」と大きな声で
おじいさんの状態をお構いなしで
無理やり抱き起そうとしました。
この時、私は2人の女性が、どこか上から目線な感じで、
助けてあげてる感タップリに見えてしまったのです。
『あ、このおばさん達、親切の押し売りしてるな。』
こう感じました。
この時おじいさんの表情はというと、
ちょっと困っている感じにも見えました。
何より客観的に見たら、困っている人を助けている状況に
いるのに、私のココロはかなりモヤモヤしていて、
変なおばさん2人に、からまれている気分になっていたのです。
目に見える状況だけを見て、
自分の思い込みだけで勝手に判断してしまう。
私も今までに、良かれと思って行動したことが
裏目に出てしまった事が何度もあります。
相手の気持ちを思いやるって難しいですね。